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北海道北広島市と札幌国際大学、同大短期大学部は3月29日、健康・福祉・人材育成・産業学術文化振興を軸とする包括連携協定を結びました。上野正三市長と蔵満保幸札国際大学長、平野良明同大短大部学長が締結式に臨み協定書に署名しました。
プロ野球パ・リーグ公式戦開幕を迎えるエスコンフィールドと北海道ボールパークFビレッジが本格開業する前日の協定締結。関係者にとって「忘れられない日になる」(川村裕樹北広島市企画財政部長)に違いありません。
相互の資源を活用し幅広い分野で連携するもので、学生が地域を実践フィールドとして五感で学び考えたことを市の課題解決に生かす狙いです。Fビレッジについても価値の最大化を図りたい考え。
締結式に同席した元北海道日本ハムファイターズヘッドコーチの阿井英二郎同大スポーツ人間学部長は「世界中から注目される北広島市は居住、観光、ビジネスの分野で大きなポテンシャルを持つ一方で少子高齢化など課題を抱え、地方都市の再生モデルとしても大きな役割を担う。当大学の学生が地域で学ばせてもらい、市内の若者・学生とともにまちの活性化に役立つことができれば」と話しました。
市が大学と連携協定を結ぶのは星槎道都大(北広島市)、北海学園大(札幌市)に続き3例目。上野市長は「若い人たちの感覚、行動力でまちづくりに効果を」と期待を寄せました。
札幌国際大・同大短大部が自治体と結ぶ連携協定は道南の今金町、日高の浦河町などに続き9例目でいずれも地域の健康増進や子育て・教育などの分野で学生が実践的な貢献を目指して“アクティブラーニング”を繰り広げています。蔵満学長は「ボールパークを中心とするまちづくりに参加し学ばせてもらう機会を得てうれしく思う」と述べました。
短大部と北広島市との関係について平野学長は「市制施行以前から幼児教育や社会福祉の分野で学ばせてもらい人材を輩出。勤続している卒業生も多い。今後もつながりを深めていきたい」と展望を話しました。
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