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北海道日本ハムファイターズは3月17日、札幌市内のホテルで会見を開き、同日の取締役会で承認された新役員を発表しました。井川伸久取締役オーナー、小村勝代表取締役社長兼オーナー代行と畑佳秀前オーナー、川村浩二前社長の4人が登壇。それぞれの思いを語りました。
井川新オーナーは「記念すべき開幕を迎えるにあたり、素晴らしい環境を整えていただいた皆さまに感謝するとともに責任を感じている。地域活性化に貢献し日ハムグループが誇りに思える聖地として、将来ビジョンを描き続けたい」と第一声。
4月に親会社日本ハムの社長就任を控えていることを念頭に「本体のビジネスと球団・球場、世界に冠たる北海道ブランドとの相乗効果は大きい。北海道に多くの拠点を持つ食品会社として、道産食品の輸出を含め事業を拡大する」と力を込めました。
小村新社長は「チームが北海道民の生活に溶け込んでいることと、期待値の大きさを実感している。本拠地を構え20年でこんなにも愛されるチームになったのだなと思う。今後もファンサービスは変わらない。道民の声を聞きながら質を高め、新しいエンターテイメントを作る。北海道に貢献する球団・球場として進化し続ける」と決意を述べました。
さらに「そのためにも強くなければ。プロ野球チームの本質を求め、新庄剛志監督と稲葉篤紀GMのもとで選手が一丸となり勝利にこだわってほしい」と期待をにじませました。
井川オーナーは1961年4月生、小村社長は1966年1月生、ともに大阪府出身です。
退任した畑前オーナーは「ファイターズ新時代の幕開けを新体制に託し、お客様の立場第一・ファン第一を指針に愛される球団を目指して」とエール。川村前社長は「かけがえのない、誇れる経験ができ光栄。決して平たんでなかったことを思うと万感の思い」と振り返り、今後は顧問として「新体制を支援し、球団とファンのかけはしとして活動する」と述べました。
バックストップ問題あらためて謝罪
新球場エスコンフィールド(北広島市Fビレッジ)のバックストップ問題をめぐり4氏はあらためて謝罪。永続使用が認められたことについて日本野球機構(NPB)ほか関係者に感謝し、今後のルール順守を表明しました。
小村社長は会見後、解決案に含まれていた野球振興への協力=一定金額をNPBに寄付し、子どもたちが野球に親しみ、すそ野拡大につながる機会創出と環境整備に役立てる=について「改修工事費用に相当する金額を寄付することが取締役会で決まった」と明らかにしました。
改修せず使用し続けられることについては「新球場での開幕前に決定していただき、監督や選手そして何よりファンの皆さんに喜んでもらえた」と晴れやかな表情を見せていました。
新役員体制は次の通りです。
〈株式会社北海道日本ハムファイターズ〉(3月17日) 取締役オーナー 井川伸久(昇)/代表取締役社長兼オーナー代行 小村勝(昇)/常務取締役チーム統轄本部長 吉村浩(昇)/取締役管理統轄部長 石川義兼 /取締役 前沢賢、三谷仁志、平井邦治、藤原寛英、山本幸成(新)/監査役 田澤信之、北口正幸、西田岳士(新)
〈株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント〉(3月16日)代表取締役社長 小村勝(昇)/常務取締役管理統轄本部長 平井邦治/取締役事業統轄本部長 前沢賢/取締役事業統轄副本部長 三谷仁志/取締役 吉村浩、若林亮、石川義兼、山本幸成(新)/監査役 田澤信之、北口正幸、西田岳士(新)
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