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北海道北広島市は3月13日、西の里北1の旧北洋銀行西の里支店で「子ども第3の居場所」開設に向けた工事に着手しました。家庭や学校で居場所を失った子どもの自己肯定感や将来ビジョンを育むための支援をするとともに、放課後の健全な遊びによる健康増進と情操教育を図ります。
建物は北洋銀行から賃借(関連記事=https://web-kitahiro.com/news/detail.php?id=579)。「子ども第3の居場所」プロジェクトを全国で進めているブルーシー・アンド・グリーンランド(B&G)財団(※)が開設費と今後3年間の運営費最大7880万円を助成します。15日には市役所で助成決定書授与式が行われました。
市によると、西の里地区は児童センターがなく、居場所のない子どもたちが発する救いの求めに気づき相互連携するネットワークづくりが急務でした。
2学期が始まるタイミングで「北広島市児童活動センター」として開設。遊戯学習室は放課後等の子ども(18歳未満の児童生徒、未就学児(保護者同伴)の遊びや読書、子育てサークル、相談巡回業務で利用。定員40人です。
支援児童学習室では、家庭や学校で居場所を失った市内居住の学齢期以降の子どもを対象に生活習慣の形成や学習・食育、課外活動体験を提供します。1日7人が定員、送迎体制を整えます。
利用時間は月~土曜9:30~18:30(日曜祝日と年末年始休館)。利用料は原則無料です。6月から住民、各学校への説明会を開く予定です。
※公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団 1973年設立。ボートレース収益金により全国480市町村にプールやボートハウス、体育館を建設し地元自治体に無償譲渡してきました。「子ども第三の居場所事業」は日本財団と協力し、困難下の子どもたちを支援するため「地域の子どもたちのもうひとつの家」を想定し拠点化を進めています。3月現在、全国に21カ所開設、15カ所を開設準備中。北海道内では東神楽と積丹の2町3カ所に開設、北広島市と古平町に準備中です。
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