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北広島産「赤毛米」を使い商品開発に取り組む学生たちが3月9日、北広島市役所で試作品発表会を開きました。北海学園大学経済学部佐藤大輔研究室でマーケティングを学ぶ1、2年生7人。食を通して北海道の魅力を発信する活動に、市がはたらきかけて始まりました。
赤毛米は1873(明治6)年に北広島市で寒地稲作に初成功して以来受け継がれている北海道米の祖先。今も市内で生産する高嶋良平さんが学生たちの取り組みに共感、原料米を提供しました。精米や製粉・調味には米穀店の札米が協力しています。
カップランチの開発にあたり学生たちは「理想の北海道ライフを送るのにストライクな北広島を表現した」といいます。高嶋さんが生産した「ゆめぴりか」6対「赤毛」4割をブレンドして炊き込んだ製品。ブランド米の知名度を借りて赤毛の認知度を高める作戦です。都市機能とエネルギッシュさを表し名付けた「みやこびーふ」と、癒しを発見しのびのび暮らすイメージの「いこいじゃけ」の2品。
会場を訪れた上野正三北広島市長に商品説明した学生の平賀陵一さんが「ぜひFビレッジで売りたいんです。市長、よろしくお願いします!」と訴える場面も。
俵だんごに使った粉はは赤毛米100%。「はるざくら」「なつずんだ」「あきみたらし」「ふゆぷれーん」と名付け、北広島市の四季を表現した色彩を前に、試食した高嶋さんは「おしゃれだし、思ったよりずっとやわらかい。赤毛の野生感もいい意味で出ている」と感想。カップランチは「ねぎがいいアクセントになっている」と評価。自分の作った米が大切に調理されたことへの喜びも込められているようです。
学生たちは市の職員にアンケートを実施し、結果を取りまとめてさらに改良を重ねていく予定です。
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