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北海道日本ハムファイターズは2月19日、北広島市総合体育館裏の雪原でクロスカントリースキー体験会を開きました。主に市内で野球に取り組む小学3年~中学3年生の男女約50人が参加。グラウンドが使えなくなる北海道の冬ならではのトレーニングとして体幹を鍛える全身運動で汗を流しました。
球団が取り組む社会貢献活動の一環で、JAバンク北海道が協賛しています。札幌市スポーツ協会、北広島市スポーツ協会が共催。北広島歩くスキー協会などが協力しました。
講師は冬季五輪2010年バンクーバー、14年ソチの両大会にノルディック複合日本代表として出場した加藤大平さん(北海道和寒町出身)。踏み出し方、滑らせ方、手の振り、ストックを使った加速など実演しながら伝授しました。野球少年少女たちは吸収が速く、みるみる上達していきました。
ゲスト参加の球団マスコットB・Bは、札幌国際スキーマラソン出場12回の腕前を披露。もう一人のゲスト、ファイターズ・ベースボールアカデミーの大塚豊コーチは「クロカン、ゲレンデともスキー経験なし」といいますが、体幹を生かしたバランスの保ち方はさすがで運動センスの良さを見せていました。
レッスン開始から約1時間後、屋内から再び外に出てきた保護者達は口々に「すごく上手に滑っている」と驚きを隠せない様子でした。子どもたちも「楽しかった」「速くなれた」とうれしそう。体を動かし続けていたため、開始時に比べかなり軽装になっていました。
加藤さんは「楽しめて良かった。普段は野球に取り組んでいる皆さんがファイターズの選手になりエスコンフィールドでプレーする姿を見るのを楽しみにしている。プロ選手になれた理由に『クロカンスキーをしたから』と言って」と笑いを誘いました。
大塚コーチは「体験してみて、野球に必要な要素を含む冬季に適したトレーニングだと思った。初めてスキーを履きたくさん転んだが、失敗して上達するもの。野球も同じ。皆さんもどんどん失敗して上手になってファイターズのユニフォームを着て」と成長に期待を寄せました。
閉会後、協賛のJAバンク北海道から牛乳とグッズが、地元JA道央から米が参加者たちに配られ、保護者と子どもたちから「オー」と歓声が上がっていました。
2月25日には恵庭公園野球場でも開かれます。
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