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北海道ボールパークFビレッジ開業を間近に控えて盛り上がる北広島市内に、野球ならぬ“焼き芋”のスタジアムが誕生しました。
共栄町1丁目20-3の「やきいもスタジアム」は、2023年1月16日にプレオープン。焼き芋を手軽にテイクアウトできるお店です。
3月中旬に予定しているグランドオープンに先立って時短営業中ですが、早くも焼き芋ファンの心を掴んでいるもようです。
焼き芋は今、第4次ブームの真っ只中と言われています。古くから親しまれていた焼き芋ですが、2000年代に新しく“ねっとり系”が登場し、人気となりました。
硬さがあってサラっとした舌触りの“ほくほく系”は昔ながらのもの。“ねっとり系”は柔らかくとろけるような食感が特徴の新路線。
「安納芋」や「紅はるか」など、含水率が高いさつまいもを使用して作ります。食べやすく甘みの強い“ねっとり系”は、スイーツ感覚で若者に受け入れられ、食物繊維が豊富で体にいいこともあり健康志向の層にも好評。今では、あちこちのスーパーで焼き芋コーナーを見かけるようになりました。
「やきいもスタジアム」の主なメニューは、焼き芋(480円)の他、芋けんぴ(白糖、黒糖、塩、レモンの4種・各385円)。店頭の自動販売機では生芋も買うことができます。
焼き芋は時期に応じて仕入れる品種を変えるなど飽きの来ないラインナップを目指しています。2月15日現在は、千葉県産「紅はるか」を使用し、人気の“ねっとり系”焼き芋を提供しています。
どっしりと重量感のある焼き芋。皮にはところどころ蜜が浮き出ています。スルリと皮をむくと、練り餡のように柔らかい身が出現。まさにねっとりとした口当たりで濃厚な甘さが感じられます。専門店ならではの製法が紅はるか本来の甘さを引き出しているようです。
店長の安倍さおりさんは「品種と焼き方で美味しさは変わります。スーパーで買える焼き芋との違いを試してみて」と話します。
開業1カ月で“ねっとり系”目当てのリピーターも獲得。甘いもの好きの男性客も多く訪れるそうです。今後、メニューの追加や店頭自販機の本格稼働を予定。新球場とともに、こちらのスタジアムからも目が離せません。
「やきいもスタジアム」 北広島市共栄町1丁目20-3、電話 070-4423-1010
2月は平日の10:00~15:30のみの営業。
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