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(撮影・文:菅原英陽)

大寒は「シマエナガの日」 アピールに降りてきた雪の妖精 札幌市清田区平岡公園

2023/01/21 08:35
ほっとひと息 アルバム

 本年1月20日は大寒。そして「シマエナガの日」でもあります。

シマエナガは、真っ白でまん丸の体と可愛らしい顔が特徴の野鳥。全国に生息するエナガの亜種で、北海道だけで見ることができます。

寒ければ寒いほど羽毛に空気をため込んで丸くなるシマエナガにちなんで、一年で最も寒いといわれる大寒の日が「シマエナガの日」とされました。SNSによる発信などでシマエナガ人気を牽引した写真家・やなぎさわごう氏が制定し、2019年に日本記念日協会が認定したものです。

20日正午、札幌市清田区の平岡公園は明るい日が差す穏やかな天候。公園内を散策していると、周囲の木々から「ジュリリ、ジュリリ」という鳴き声が。まぎれもなくシマエナガの鳴き声です。

手持ちのカメラに望遠レンズを装着し頭上を見渡すと、10羽ほどのシマエナガの群れが現れて、珍しく低い枝に下りてきました。

小さくあくびをする姿も見せてくれました
シマエナガの目の上には“まぶた”のような黄色い部分があります(アイリング)。ここが黄色いのは成鳥で、幼鳥は赤い色をしています

木々の高いところから下りないことが多いシマエナガ。この日は低木に止まって冬芽をついばんでいる様子。絶好の撮影機会になりました。

小鳥を撮影するときに邪魔なのが「枝」です。シマエナガはたいてい枝がごちゃごちゃしたところにいるので、枝が被って良い写真にならないこともしばしば。せっかくの可愛い表情も台無しです。

いつも忙しく動き回って撮影者を翻弄するシマエナガですが、この日は、のんびり羽づくろいをするなど珍しくリラックスムード。まるで「シマエナガの日」をアピールするかのように、間近でくつろぐ姿を見せてくれました。