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北海道北広島市は1月8日、芸術文化ホールで「令和5年はたちのつどい」を開きました。2022年4月の成人年齢引き下げに伴い「成人式」の名称を改めたもので、市内在住または出身の「はたち」が集いました。
上野正三北広島市長は式辞で、明治17年の広島県人による開拓やクラーク博士が残した「青年よ大志を抱け」の名言、中山久蔵翁による寒地稲作などを挙げ「北広島に根付くフロンティアスピリットを受け継ぎ、多くの人々と交流しながら様々なことにチャレンジして」とエールを贈りました。
出席者を代表して、第1部は市立東部中学校出身の黒田尚文さん、広葉中学校出身の中村文香さんが登壇し「はたちの誓い」を堂々と読み上げました。第2部は西の里中学校卒業の薮内颯人さん、大曲中学校出身の尾金結衣さんでした。
和太鼓の荘厳な演奏で開幕し粛々と進んだ式典の後半はビデオレターで和やかな空気に。北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手と上川畑大悟選手の映像・声に会場は釘付けとなり、さらに中学校時代の担任の登場に身を乗り出す姿も見られました。
終盤は札幌日本大学高校(北広島市虹ヶ丘5)吹奏楽部による演奏で盛り上がり、北広島市Fビレッジに完成したばかりの北海道日本ハムファイターズ新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」紹介動画で閉幕しました。
つどいに出席していた学生は「5年後には仕事ができるようになっていたい。貯金もある程度できたら」と話し、すでに飲食店に勤務しているという男性は「しっかり続けていきたい」と堅実な考えを示しました。
一方で「私も含め、この年代は社会に関心がないのでは。テレビも新聞も見ない。スマートフォンのニュースサイトまでもたどり着かないでSNSにポッと出てくる話題を見る程度」と話す人もいました。
式典終了後も旧交を温め、会場から去り難い様子が長い時間続いていました。
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