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特産レモン効いて「おいしい!」
北海道北広島市立小・中学校で12月19日、姉妹都市関係にある広島県東広島市の給食メニュー4500食が提供されました。コロナ禍で中断している代表派遣交流に代わる「給食交流」。広島県特産のレモン果汁と青ネギなどを取り寄せて作った「ひろしまチキチキレモン」に県産みかんも添えられました。
広葉中学校3年生の教室では残念ながら“黙食”ですが「レモンが効いておいしい」の声がポソッと聞こえました。「おかわりあるよ」の声に席を立つ生徒も多数いました。
広島県の栄養教諭たちによるレシピに基づき調理。鶏から揚げに玉ねぎやジンジン、青ネギ、レモン果汁、そして広島お好み焼きソースで作ったたれも決め手です。栄養教諭は「レシピよりレモンを少し強調した」と明かしてくれました。
視察で来校した吉田孝志教育長も試食。「おいしい。子どもたちが好きな味だね」と絶賛。「お米もおいしい。市内産?ななつぼし?おいしいね」の言葉はさすがです。
両市は1980(昭和55)年の姉妹都市締結以来、子ども大使交流事業として児童生徒の代表が相互訪問したり広島平和記念式典への参列したりしてきましたが、コロナ禍により過去3年はオンラインでの実施を余儀なくされてきました。
給食交流は「五感のうちひとつでも直に感じられるものを」という願いから実現。北広島市は8月にスープカレーのレシピを提供し、東広島市内の全38校の給食に出されたそうです。輪番制の相互訪問にない「両市全校実施」の利点が、給食交流にはあるようです。
給食時間に合わせ相互に動画上映も。北広島市は北の台小学校児童会、東広島市は安芸津中学校生徒会が作成し特徴と魅力を伝え合いました。
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