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「元気に育て」飼育水槽のサケ卵に思いを込める生徒たち(12月15日、恵庭中学校)

「元気に育て」 恵庭市内13校などにサケ卵1万粒 春まで飼育し漁川に放流へ 市民サケの会

2022/12/15 21:38
行政・産業 教育・福祉

 恵庭商工会議所が中心となって作る「えにわ市民サケの会」は1215日、恵庭市内の13小中学校など15カ所にサケの卵1万粒を配布しました。卵は27日ごろふ化する予定で、来年4月に市内を流れる漁川で一斉放流式が行われる予定です。

千歳川で捕獲された親魚から採卵授精した発眼卵。市立恵庭中学校では飼育を担当する生徒たちが水槽に入れ「水温8度に管理し10日後にふ化」などのスケジュールを確認しました。

 生徒たちは「ふ化後も自分の手で育てて放流するのが楽しみ」「小学5年の時にメダカを飼育した経験を生かしたい」「漁川に上るサケの姿はいつも見てきた。この卵から生まれた稚魚が1尾も死なずに降海し川に戻ってきてほしい」と話し目を輝かせていました。

 漁川は親魚捕獲場がないため、遡上したサケが自然増殖する貴重な河川。会では「サケ稚魚里親事業」として児童生徒や市民が生命や自然、産業資源について学ぶ場として取り組みを続けています。