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「グラブを本に持ちかえて」
北海道日本ハムファイターズは12月7日、ファンが提供した読了本と球団提供分あわせて2823冊を一般社団法人北海道ブックシェアリング(江別市、荒井宏明代表)に寄贈しました。
ファイターズの読書促進全道キャンペーン「グラブを本にもちかえて」の一環。道内や東日本大震災で被害を受けた東北地方沿岸部の読書環境整備を進めているブックシェアリングの活動に共感し、2014年から「読み終えた本をみんなでシェア」に取り組んでいます。
8月3~9月28日の札幌ドーム開催試合でファンが持ち寄った絵本や小説、ノンフィクションなど様々なジャンルの書籍。農林中央金庫札幌支店と北海道森林組合連合会が用意した特製の「木製しおり」プレゼントが好評で2014年の取り組み開始以来最多の提供数となりました。寄贈書籍には木製しおりも添え、活用してもらうことにしました。
上沢直之投手は球団広報を通じ、取り組みへの思いを込め、次のコメントを寄せました。
「今年もたくさんのファンの皆さんにご協力をいただいて、多くの本が集まりました。皆さんのご厚意に感謝の気持ちでいっぱいです。思いのこもった1冊1冊は、今後北海道ブックシェアリング様を通じて本を必要としている次の方の手に渡り、新たな役割を担っていきます。こうした活動を通じてより多くの地域の読書環境が整っていくことを期待しています」
一般社団法人北海道ブックシェアリングの荒井宏明代表は、球団とファンに対し「北海道の自治体のうち3割以上が無書店。半分は図書館がありません。学校図書館の蔵書・人員配置・新刊購入は全国ワーストクラスです。図書更新が停滞し本と人との関係が希薄になる中で、格差のない読書機会をつくるため、皆様からお寄せいただいた図書は学校図書館や保育・福祉施設、公民館などに無償提供します。これからもどうぞよろしくお願いいたします」と一層の協力を呼びかけました。
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