WEB北広島新聞会員ログイン頂きますと、画像をクリックし拡大参照が可能です。
北広島市は2023(令和5)年8月、旧北洋銀行西の里支店(西の里北1丁目2番地3)の施設を同行から借り、家庭や学校で居場所を失った子どもの「第3の居場所」を整備します。子どもの自己肯定感や将来ビジョンを育むための支援をするとともに、放課後の健全な遊びによる健康増進と情操育成を図ります。(関連記事:https://web-kitahiro.com/news/detail.php?id=579)
遊戯・学習室は放課後等の子どもの居場所として18歳未満の児童生徒、未就学児(保護者同伴)の遊びや読書、子育てサークルや相談巡回業務で利用。定員は40人の予定です。
家庭や学校で居場所を失った市内居住の学齢期以降の子どもを対象に生活習慣の形成や学習・食育、課外活動体験を提供します。定員は1日7人で、送迎体制を整える予定です。
既存の土地建物は北洋銀行が所有。敷地面積739.41㎡(約223坪)、鉄骨陸屋根平屋建、建物面積252.53㎡(約76坪)、1989(平成元)年12月新築です。
整備計画は実施設計の段階。12月16日閉会予定の市議会で施設設置条例が可決されれば、2023年3月に市と北洋銀との間で賃貸借契約を結び、着工します。住民や学校関係者への説明会を開きながら7月上旬には竣工。8月、2学期が始まるタイミングで「北広島市児童活動センター」として開設する予定です。
北洋銀行の自動預け払い機(ATM)コーナーは、現状の建物一角に残します。
11月24日、市と北洋銀行の共同記者会見に臨んだ上野正三市長は「人口減少に歯止めをかけ定住者を増やすことは市の課題。宅地整備が進む一方、児童センターのなかった西の里地区で『子ども第3の居場所整備』を進めるのは、居住環境や学校教育といった地域価値・と魅力の向上になる。北洋銀とは2015(平成27)年『地方創生に関する包括連携協定』を結んで以降、地域経済活性化や観光振興などさまざま連携してきた。今後も知見を共有し子育て環境の充実を図りたい」と述べました。
安田光春頭取は「支店統合により空いたスペースを『子ども第3の居場所整備』に活用いただくことは時代の要請。市の考えに全面的に賛同している。今後も協定に基づき、市民サービスの向上など公共性の高い事業には幅広く・積極的に貢献したい」と話しました。
子ども第3の居場所整備事業では、同行が金融教育や「持続可能な開発目標(SDGs)」教育などに関する出前講座も計画されています。
週間ランキング
日付で探す