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外国人居住者が増えて良くなる事を広め、心配な事を解決する方法を話し合う参加者

外国人増える北広島 交流し共に発展を 市民ら約30人語り合う

2022/11/19 18:17
行政・産業 くらし

 外国人居住者が増加傾向にある北広島市で、多文化共生について考える集まりが1118日、市役所で開かれました。市と北海道が共催する第1回地域連携モデル事業で、市内在住の約30人が参加しました。

 北海道大学や北海道教育大学、地方自治体で地域言語と多文化共生を教え、海外4カ国で日本語教育に携わった経験を持つ式部絢子氏を迎え、北広島の多文化共生をテーマに考え語り合いました。

講師の式部絢子氏

 式部氏によると北海道居住の外国人は3万6000人で人口の0.69%で、全国平均より低く世界的にみてもかなり低水準ですが、2014年から2020年までに倍増ししています。

北広島市は202210月末現在393人で絶対数は小さく見えますが、2016年に比べ約2倍に増えています。多くは技能実習生や特定技能在留資格保持者で仕事のために居住しています。

市では2019年、増加を見込んで「外国人受け入れ・共生に向けた考え方」を策定。コミュニケーション支援や生活支援、地域づくり支援を進めてきました。これまでに事業者対象の雇用セミナーや相談会、外国人対象の相談会、名所めぐり、日本語教室、生活支援など具体的取り組みも。22年度は多言語パートナー登録制度を開始し、外国人居住者のサポート体制づくりを進めています。

北広島市で働き暮らす外国人が増えてきたことで「いい事は?心配な事は?」。グルーブに分かれて話し合い「いいこと」は「異文化を体験できる」「子どもの教育に役立つ」「今よりもっと日本が好きになる」「世界の北広になる」「人口増・消費増」「スポーツレベルが上がる」など。「心配な事」は「歯科・産婦人科が少ない」「案内板の言語が少ない」「差別されないか」「事件事故」「雪国の生活」などが挙げられました。

式部氏は「多文化共生とは、そういうことです。いい事を広め、心配事を解決するために、誰がいつ、何をしたらいいでしょう」と参加者に自ら考え行動することを促しました。単独自治体ではなく地域連携が重要とし、提案や事例も紹介しました。

後半は、共生の一手段として「やさしい日本語」」を手引きしました。「ですます調で短く、最後まではっきり、あいまい表現を排し明確に」地域の活動を一緒に担うことも共生の形です。

市と道による多文化共生にかかる課題解決地域連携モデル事業の2回目は2023年早々にも、市内在住外国人の参加も募り開催する予定です。