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「北広島市防災センター」 災害に備えた設備を集約 ドライバーの休憩スポットとしての顔も

2022/09/23 19:45
行政・産業 くらし

北広島市共栄586、国道274号沿い千歳川橋のたもとにある「北広島河川防災ステーション」は、水害発生時に防災活動の拠点となる施設です。広々とした敷地にはヘリポートや船着き場があり、土嚢、ブロックなどの資材置き場を含めて総合的な防災エリアを形成しています。毎年行われる水防訓練もここで行われます。

要となるのは「北広島市防災センター」。エリア中央にある二階建ての建物です。ここは災害時に必要となる機械、車両、物品の保管庫として機能する他、レーダー設備や情報機器室もあります。

平時にはドライブ途中に立ち寄れる休憩スポットとして開放されており、きれいなトイレも遠慮なく利用可能。各階には豊富なパネル展示があり、防災の知識を広く学べる内容となっています。

防災倉庫の備品。手前は発電機

防災倉庫の内部を見学しました

1階にあるのはロビー、多目的トイレ、収容40人の研修室など。

そして最も重要なのが防災倉庫。1階の大半を占める防災倉庫には災害発生時に必要となる機械や備品が保管されています。

機械類では発電機22台、ポータブルストーブ50台、投光器20台。

発電機はいつでも使えるようにメンテナンスを欠かしていないそうです。

水防作業に必要な土嚢袋、スコップ、トラロープも相当数あり、

避難所で利用される毛布、寝袋、水難事故に備えて救命胴衣もあります。

いずれも非常時にスムーズな運び出しができるように整然と収納されています。日常生活からは想像できない物量で、地域住民の安心につながる確かな備えです。

国交省が管理する車両倉庫には、排水ポンプ車、照明車が格納されている他、2トントラックに積載可能な排水ポンプパッケージも準備されています。災害対策に特化し機動性もあるこれらの車両は、市民にとって心強い存在です。

屋外にはXバンドレーダーが配置され、局地的な豪雨などを高い精度で観測し、情報配信に貢献しています。

各種装備が展示されているホール

避難所生活に必要な装備を展示

2階にはホール、国交省が管理する情報機器室、食料保管室、ルーフデッキがあります。

ホールは現在、避難所生活で使用されるテント、寝具、トイレ等の展示室として活用されています。不自由な生活を強いられる避難所ですが、過去の災害の経験から、段ボールベッドや簡易トイレなどは以前より進化が見られ、快適性やプライバシーが向上している印象を受けました。避難所内で居住スペースを区切る段ボール壁も、コストダウンを図った北広島市独自の工夫が見られます。市販の段ボールと安価な器具を用いて専用品と同等のものを作るアイデアは秀逸です。

屋外に面したルーフデッキからは、千歳川の流れや遠く馬追の山並み、北広島市街や新球場も見渡せ、素晴らしい眺めです。晴れた日なら、この眺めを見るために来るのも良い穴場の展望スポットです。

地域の防災を担うという性格の施設ですが、平時は一般の利用も歓迎で、敷居の高い場所ではありません。気軽に立ち寄って展示物を見て回れば、防災の意識を高める機会にもなります。

この9月も、台風が過ぎてはまた生まれ、気象情報に気を揉む日々が続きます。家庭での防災について、北広島市総務部危機管理室危機管理課の荒川亨課長は「使い慣れたものでいいので、非常時の持ち出し品などをまとめておくことと、日ごろから災害に対する心構えをもつようにすることが大切です」と語りました。

 

所在地 北広島市共栄586、 電話 011-376-7157

開館時間 9:0017:00 休館日 毎週月曜日(月曜が休日の場合、次の休日でない日) 1229日~1月3日