北海道栗山町にある老舗蔵元の小林酒造は今春、創業145年を記念し「『北の錦』オフィシャルファンブック2023」を発行しました。小林酒造の歴史が分かる、ファンだけでなく同社の若い従業員の間でも「へえ~」の声が上がる1冊です。
ワールドベースボールクラシック2023監督で前北海道日本ハムファイターズ監督の栗山英樹さんと小林酒造4代目の小林米三郎社長、5代目を継ぐ小林米秋社長室長による鼎談に興味がかきたてられます。
写真で見る酒造り。醸し出される味わいが伝わってきそう
小林酒造が刊行した「『北の錦』オフィシャルファンブック2023」
巻頭グラフ「日本酒を醸す」は蔵に立ち温度と香りを感じ取れるかのよう。各工程に杜氏をはじめ蔵人たちの思いが込められているのが分かります。
そして世界に市場拡大する「北の錦」、145年の歴史ドラマ、国の指定文化財で日本遺産「炭鉄港」構成文化財でもある建造物群と小林家の魅力、直営店の「蔵グルメ」、杜氏と著名日本酒愛好家との対談や飲食店主たちの“酒評”、「『北の錦』と合わせたい旨いもの」へと続き、読む人によっては“たまらない”内容です。4代目と5代目が「北の錦」のこれからについて対談し巻末を締めています。
1冊税込1000円。蔵元北の錦記念館(栗山町錦3丁目109番地 小林酒造内、電話0123-76-9292)で販売中。記念館や直営料理店などで使えるクーポン券付き。同社では「クーポンは各店ともグループで使えるので相当お得です。ファンブックの内容にも関心を持っていただきたい」とPRしています。